【管理栄養士からのあったか健康通信】です。
今週は小田が担当します。
もう少しで新年度、新しい環境での心労や
激しい寒暖差が原因で体はストレスを感じやすい時期です。
お腹の調子が優れなかったり、睡眠不足になったりと
体調を崩してしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな体の不調を感じやすい季節に是非
取り入れてほしい「甘酒」についてご紹介します!
①どちらの甘酒をチョイス?!
甘酒には米麹由来でアルコールを含まない【米麹甘酒】
と酒粕を原料とした甘みのない【酒麹甘酒】があります。
食感や味は全く異なりますが
それぞれ健康上の悩みや、目的にによって
使い分けできることがメリットです。
例えば精神的な疲れや、ストレスを軽減するためには
【米麹甘酒】を!
酒麹甘酒よりも、脳のエネルギー源になるブドウ糖や
ビタミンB群が豊富であるため、
疲労回復に一役買ってくれるのです。
一方、睡眠の質を高めるには【酒麹甘酒】がおススメ!
甘酒に含まれる酵母が体内の眠りをつくる活性物質(アデノシン)
と結合することで入眠を促す働きがあります。
さらに睡眠ホルモンの原料となる【トリプトファン】
と一緒にとることでさらに効果が!
トリプトファンを豊富に含む大豆製品である
「豆乳・きなこ」や「バナナ」を組み合わせてみては
いかがででしょうか。
体に吸収されるまで1時間程度かかるため
寝る1~2時間前を目安に飲みましょう。
ただし、甘酒は糖質が多いので飲みすぎは厳禁!
1日コップ一杯など、あらかじめ飲む量を決めておくと
安心ですね♪
②腸内環境が改善!便秘でお困りの方必見
ストレスなどで自律神経が乱れると特に女性は
便秘になりやすいと言われています。
便秘改善のためにも日頃から「腸内環境を整える」ことが重要。
なんと甘酒は、腸内環境のカギを握る
不要性食物繊維と水溶食物繊維の両方をもつ優れもの。
さらに、腸内細菌のエサになるオリゴ糖も含まれている
スーパーフードなのです。
【米麹甘酒】も【酒麹甘酒】も
食物繊維が豊富なのでお好みのものを!
また甘酒の用途は飲み物以外にもあることをご存知でしたか。
例えば普段のお味噌汁に甘酒を小さじ1程度加えると、
コクがでてまろやかな味わいになります。
野菜やこんにゃく、具沢山の食材をいれた味噌汁と
甘酒の組み合わせも便秘には効果抜群◎
その他にも肉や魚を漬け込むことで、
甘酒の酵素の働きによりたんぱく質が分解されるため
柔らかくジューシーな仕上がりに!
毎日継続的に取り入れることが大切なので
自分好みにアレンジすると、飽きずに楽しみながら
取り入れられるのではないでしょうか
体調が少し優れないな、という時には
普段の生活に甘酒を取り入れて体調を整え、
元気に4月を迎えましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
まとめ
米麹甘酒と酒麹甘酒の違い
甘酒には【米麹甘酒】と【酒麹甘酒】があります。
脳のエネルギー源になるブドウ糖やビタミンB群が豊富な米麹甘酒は
『疲労回復』や『ストレス軽減』にうってつけ!
入眠を促進する働きのある酒麹甘酒は『睡眠の質』がUPします。
同じ甘酒でも、それぞれ栄養素や味が異なるため
お悩みや目的別に使い分けるのがポイントです。甘酒で腸活!!
便秘改善には腸内環境を整えることが重要です。
甘酒はその鍵を握る『不溶性食物繊維』『水溶性食物繊維』『オリゴ糖』が豊富。
また、飲み物だけではなく
普段のお味噌汁に加えたり、肉や魚を漬け込んで柔らかくジューシーに仕上げたり
料理にも大活躍なのです🍗
毎日継続的に取り入れることがポイントです。