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実は夜も危ない?熱中症にご注意を

  こんにちは!毎週金曜日にお届けしております【管理栄養士からのあったか健康通信】です!
今週は山﨑が担当します。

★熱中症はなぜ起こる?

 

人体は代謝や体の様々な反応が円滑に働くよう約37℃前後に維持されており、
通常、暑い環境下では体温を一定に保つため2つのことが行われます。

①気温が体温より低い場合、体の表面に近い毛細血管の血流量を増加させ、
上昇した血液の熱を体外に放出すること。

②汗をかき、汗の蒸発と共に熱を体外に放出すること。

しかし、「気温や湿度が高い環境」 「体調不良などの身体状況」
「水分補給不足などの行動」や、夜間も室内の気温は高いこと
就寝中は水分補給が出来ないことによって昼夜問わず熱中症の危険が高まります。

 

★ご高齢の方は要注意!!

特にご高齢の方は
・のどの渇きを感じる神経が弱まる
・発汗などによる水分不足を自覚しにくい
・体温調節機能も低下する… などから体に熱がこもりやすくなってしまうのです。

また、加齢により膀胱に溜められる尿量や1回に排泄可能な尿量の減少することで
夜間にトイレに行く回数が増える傾向があります。

そのため頻尿による寝不足を避けるために水分補給を控えてしまい、
脱水症状を引き起こすこともあるのです…💦

脱水症に気づく時には重症化した状態である場合も多いため
ご高齢の方がいる場合は積極的に声掛けを行うことが大切です!

 

★脱水による熱中症を防ぐために

人は就寝中、知らず知らずのうちに汗や呼気から水分を失ってしまうため、
日頃から水分補給を心掛け、脱水を防止しましょう!

 いかがでしょうか。
今年の夏は食事と飲料の両方から水分補給を行い熱中症に負けない体を作りましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

まとめ

 熱中症はなぜ起きる?

「環境」「身体状況」「行動」による要因に加え、
夜間でも室内の気温が下がらない事、就寝中の水分補給は難しい事から
体温調節が上手く機能しなくなる=熱中症を引き起こしてしまいます。

 ご高齢の方は要注意!

ご高齢の方は発汗などによる水分不足を自覚しにくく、
体温調節機能も低下することから体に熱がこもりやすい傾向があります!
体温を下げるためにも積極的に水分補給の声掛けを行うことが大切です🌟

 熱中症を防ぐために...

就寝前と起床時には喉が渇いていなくてもコップ一杯の水を飲むよう意識し、
日頃から脱水を防止しましょう!
また、夏に旬を迎えるキュウリやトマト・ナスなどは水分量も多く含まれていますので、
食事からの水分補給も心掛けましょう。