【管理栄養士からのあったか健康通信】です!今週は笠原が担当します。
10月中旬になり、秋を一層感じ始める気候になりましたね。
秋が旬の食材はたくさんありますが通年売れられている「芋」もその1つ。
じゃが芋、さつま芋、さと芋など色々な種類がありますが、皆さんはどれがお好きですか?
種類によって味や食感が違いますが含まれている栄養素にも違いがあるので、
それぞれ「是非こんな時に食べてほしい!」という場面があるのです!
そのため、今回はそれぞれの芋類をお悩み別に分けたので栄養素の働きもご紹介します。
お悩み別に芋をご紹介!
★風邪予防には、じゃが芋!
今の時期は一日の寒暖差が大きいため、免疫力が低下し、風邪を引きやすいですよね。
じゃが芋は風邪予防となるビタミン類が豊富で中でもビタミンCの量は柑橘類に匹敵するほど。
通常ビタミンCは熱に弱いため、加熱調理は避けた方が良いのですがじゃが芋の場合その心配はいりません!
なぜなら、主成分であるでんぷんがビタミンCを守ってくれるので
熱を加えても、損なわれにくいという特徴があります。
★便秘がちな方には、さつま芋!
さつま芋は食物繊維が豊富で腸内を綺麗にしてくれる
働きがあるため便秘の改善が期待できます。
生のさつま芋を切った時に切り目からとろっとした白い液体が出てきますよね。
これは『ヤラピン』という成分で腸の運動を活発にし、便を軟らかくするため
さつま芋の食物繊維とあわせるとより一層、効果が期待できますよ!
★高血圧の方には、さと芋!
さと芋はカリウムが豊富で、体の余分な塩分を排出し
血圧を下げる働きがあります。
また、さと芋は芋類の中でも比較的カロリーと糖質が少ないため
「カロリーや糖質を抑えたいけど芋が食べたい!」という方にもおすすめの種類です。
★胃もたれや食欲不振には、やま芋!
やま芋は消化酵素であるアミラーゼが豊富なため消化を助ける働きがありますよ。
いかがでしたか。同じ芋類でも期待できる効果が違うのは、面白いですよね。
効果や働きを知った上で、自分の状態に合った芋選びをしてみて下さいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
まとめ
自分に合った芋を選ぼう!!
秋におススメの芋は魅力がたくさん!!
種類によって働きや栄養素が異なるため効果や働きを知った上で、自分の状態に合った芋選びをしてみよう!
芋の特徴はズバリこれ!!
①じゃがいも:柑橘類に匹敵するほどビタミンCが豊富!風邪の予防に効果◎
②さつまいも:食物繊維が豊富なため便秘の改善に◎
③さと芋:カリウムが豊富で体の余分な塩分を排出し血圧を下げる◎
④やま芋:アミラーゼが豊富!消化を助ける働きがある◎