今週は辻が担当します。
暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしですか。
既に夏バテ気味の方もいらっしゃることと思います。
そんな時にさっぱりと食べることができる「そうめん」。
今の季節はなかなか食が進まず、冷たくつるっと食べることが出来るそうめんはとても重宝しますよね。
しかし、主に糖質を多く含むそうめんの単体だけでは栄養バランスが偏ってしまうのが難点。
そこで今回は今の時期にぴったりなそうめんと「脱!夏バテ」なポイントを押さえた食材を掛け合わせた
アレンジレシピをご紹介します。
ビタミンB1が豊富なある食材をプラス
たんぱく質をプラスするのはもちろんのこと、その中でもビタミンB1が豊富な「豚肉」を入れるのがおすすめ♪
夏バテによるだるさや疲れが取れないなどの症状は「ビタミンB1不足」が原因のひとつとも言われています。
ビタミンB1は疲労回復ビタミンとも呼ばれ、糖質をエネルギーに変える働きを助けるため、疲労回復効果が期待できます。
豚肉といっても部位ごとにビタミンB1含有量が異なるため、特に多い「豚もも肉」や「豚ヒレ肉」を選ぶと◎
ビタミンB1は成人男性で1.4㎎/日、成人女性で1.1㎎/日が推奨量とされています。
1食分の約50gを摂るだけでも1日に推奨されている量の1/3~半分の量をとることができるのです。
野菜の中でも●●な野菜をプラス
疲労回復の働きをより高めるために野菜の中でも特に意識して摂っていただきたいのが2種類あります。
まず1つ目は「アリシン」を含む、玉ねぎ、にんにく、ニラ、長ネギなどの香味野菜です。
アリシンはビタミンB1とくっつくと体内に吸収されやすくなるため、組み合わせることで効果を持続させてくれるのです。
さらにアリシン特有の香りは食欲増進効果も期待できるため、夏バテ気味の方にはぴったりですよ♪
2つ目は「クエン酸」を含む、梅干しやレモンなどの柑橘類、お酢などの酸味のある食材です!
クエン酸はエネルギー物質を作り出し、疲労回復効果も期待できますがそれだけではありません。
今の季節はよく冷えたジュースやアイスクリームなど、冷たいものを摂る機会が多く、胃腸が冷えて消化機能が落ちてしまうことも。
クエン酸は胃液の分泌を促進してくれるため、消化機能が落ちてしまった胃腸を助けてくれるのです!
上記でご紹介した食材を取り入れたおすすめそうめんアレンジレシピをご紹介!
◆【ネギ塩豚そうめん】
①そうめんを茹で冷水でしめる
②薄切りにした長ねぎ40gにレモン汁小さじ1、適量の塩コショウで味をなじませる
③鍋にごま油を引き、みじん切りにしたにんにく1かけを香りが出るまで炒め、豚もも肉50gを入れる
④豚肉の色が変わるまで炒めたら水1カップを入れにら40gと調味料Aを入れ、ひと煮立ちさせる
⑤器にそうめんを盛りスープを注ぎ、②のネギ塩を盛ったら完成!
調味料A:鶏がらスープの素小さじ2
醤油小さじ1/2 酒小さじ1 塩:ひとつまみ
◆【梅豚そうめん】
①そうめんを茹で冷水でしめる
②長ねぎ30gは白髪ねぎに、玉ねぎ1/4個は薄切りにし水にさらす
③鍋にお湯を沸かし、酒大匙1を入れ薄切りの豚もも肉を茹で取り出す
④器にそうめん、白髪ねぎ、玉ねぎ、梅干し1個を盛り
⑤お水で割っためんつゆとお好みでごまをかければ完成!
紹介した食材を取り入れ夏バテになりにくい体づくりをし、暑い夏を乗り切りましょう♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ
ビタミンB1が豊富な豚肉をプラス
夏バテによるだるさや疲れは「ビタミンB1不足」が原因のひとつ。
ビタミンB1が豊富な豚肉をプラスすれば、疲労回復効果が期待できます。香味野菜と酸味のある食材で夏バテ防止!
玉ねぎやにんにくなどの香味野菜はアリシンにはビタミンB1の吸収率UP効果あり!
また、クエン酸の酸味には冷えにより消化機能が落ちてしまった胃腸を助けてくれます。