今週は小田が担当します。
暑かった夏も過ぎ、朝夕の風に秋の気配を感じる時期になりましたね。
秋といえば海の幸、山の幸問わず美味しい食べ物がたくさんあります。
秋は食べ頃の食材が多いだけではなく、私たちの身体にある変化が起きることも相まって「食欲の秋」は正に理に適った表現なのです。
そんな「食欲の秋」の仕組みと、食べ過ぎを防ぐ工夫をご紹介します。
そもそもなぜ食欲が沸くの?
1.お日様と食欲の関係
食欲に影響がある要因は様々ですが、まず1つ目として【セロトニン】の分泌量の変化があげられます。
【セロトニン】というホルモンは満腹のサインを出す司令塔である脳を刺激し、満腹感を生じさせる働きがあるため、食欲と密接な関係にあるのです。
このホルモンは日光を浴びると分泌される特徴があるため日照時間の長い夏は他の季節と比べて多く分泌されます。
しかし夏から秋になると、日照時間が短くなるため、脳内でつくられる【セロトニン】が減少してしまいます。
そのためセロトニン分泌の観点から「秋になると食欲が増し食べる量が増える」ということなのです。
2.気温と基礎代謝の関係
季節が変わり気温が下がると、基礎代謝量が上昇します。
(※基礎代謝=安静時に消費されるエネルギー)
なぜなら体温を維持するために多くの熱を作りだそうとカロリーを消費し、たくさん消費されたエネルギーを補うために食欲が増すのです。
食欲が湧きやすいこの時期だからこそ、意識して食事を見直してみませんか。
余分なカロリーの摂りすぎを防ぐための●●トレーニングとは!?
甘味や塩分が強くきいた濃い味つけに慣れると、必要以上に調味料を加えてしまいますよね。
しかしそれが習慣化すると、調味料から余分なカロリーを摂りすぎてしまう原因に…
そんなカロリーの摂りすぎを無理なく防ぐためには、【味覚】を鍛えて薄味に慣れることがポイント!
「味覚を鍛えるなんて一筋縄では行かないのでは」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
なんと、舌にある味を感じる細胞はなんと2週間で新しくなるため、意外と短期間で薄味に慣れるなんてことも!
味覚リセットトレーニングのポイントを以下にて伝授します。
①見えない塩分・糖分を上手に減らそう!
★【うまみ】と【薬味】を活用!
(うまみ成分を含む食品) | × | (薬味) |
かつおぶし | × | ねぎ |
とろろ昆布 | × | 生姜 |
めんつゆ | × | 青じそ |
うまみには素材の味を引き立たせる効果があります。
さらに薬味の風味で味わいが増して、無理なく減塩することができますよ。
★砂糖とみりんを上手に使おう!
砂糖と比べてカロリーの少ない「みりん」もおすすめです。
塩分がほとんど含まれず甘味調味料でありながら「アミノ酸」を多種類含むためコクのある深い味わいになります。
さらに砂糖と異なり、アルコールも含むため食材に味を浸み込みやすくする効果もあるのです。
甘さのみであれば「砂糖」、甘さに加えコクやうまみを引き出すなら「砂糖」と「みりん」の併用がおすすめです♪
②食べ方に一工夫を!
食べ始めてから満腹のサインがでるまでには約30分を要します。
そのためこの30分の間に食べ過ぎないように、ゆっくり時間をかけて食べましょう。
またよく噛んで食べることで、少量でも脳が満腹感を感じやすくなるため、1口20~30回を目安に噛むように心がけましょう。
いかがでしたか。素材の味を堪能できる秋だからこそ、【味覚リセットトレーニング】を実践してみてはいかかですか。
無理せず味覚をコントロールして、食欲の秋を楽しみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
まとめ
「食欲の秋」は日照時間と気温に影響あり!
秋は日照時間の短いことで満腹サインを出すホルモン分泌が減少したり、気温が下がるため基礎代謝量が上がり食欲が増してしまいます。
味覚を鍛えて薄味に慣れよう!
濃い味に慣れてしまうと、気づかないうちに調味料からの余分なカロリー摂取に繋がることも。
うま味や香辛料を活用したり、砂糖だけでなくみりんを上手く活用していきましょう。食べ始めから30分が要!
食べ始めてから満腹のサインが出るまでには約30分を要します。
この30分の間に食べ過ぎないように、1口20~30回噛むことを心掛けて、ゆっくり時間をかけて食べましょう。