今週は山﨑が担当します。
10月に入り、秋を感じ始める季節になりましたね。
最近、「体が冷えて、なんとなくだるい…」こんな不調を感じたことはありませんか?
もしかするとそれは”秋バテ”かもしれません。
この時期は、昼と夜の温度差が大きいのが秋バテの落とし穴。
なぜなら、日中は気温が高いため、アイスやジュースなどの冷たい食品を食べすぎてしまうことで血液の流れが悪くなり、内臓が冷え、免疫力が落ちてしまうから。
そんな体調を崩しやすい今の時期におすすめしたい食品は【キムチ】!
キムチには免疫力を高める”乳酸菌”や体を温める”カプサイシン”が豊富に含まれているのです。
今回は秋バテ予防におすすめしたい【キムチ】についてご紹介します!
腸のスーパーヒーロー ”乳酸菌”
そもそも免疫力って何だろう…?
免疫とは体内に存在しないウイルスや細菌が侵入してきた際に、自身の体を守ろうと攻撃・排除するシステムのことです。
このシステムが円滑に働く=免疫力が上がるということになります。
この免疫を作り出す場所は【小腸】にあります!
小腸は摂取した食べ物を消化・吸収を行う働きに加え、免疫機能を作り出す細胞の約70%が存在しています。
そのため腸内環境を整えることで免疫細胞を活性化し、免疫力の維持に繋がります。
腸内環境を整える方法として乳酸菌の摂取がオススメされます!
今回紹介したキムチに含まれる乳酸菌は胃酸や腸液に強いことから生きたまま腸まで届きます。
乳酸菌は腸内の悪い菌の繁殖を抑えつつ、様々な菌とバランスを取ることで、腸内環境を整えてくれます。
よって、継続的に乳酸菌を摂取することが大切となります!
カプサイシンで体をHotに!
カプサイシンとは唐辛子やシシトウに含まれる辛み成分のことです。
キムチの他にも辣油やコチュジャン、豆板醬などにも含まれています。
★カプサイシンの働きとは?
キムチに含まれるカプサイシンが血液によって全身に運ばれ、身体の司令塔となる神経を刺激します。
その刺激が体内を調節する【アドレナリン】というホルモンの分泌を促し、体の細胞に作用することで、体脂肪の分解と燃焼を行い、効率よくエネルギーの代謝を盛んにする働きがあります。
また、代謝が活発なることで発生した熱が、血液と共に全身に行き渡ることで体温が上昇します!
唐辛子を食べると、体がポカポカしたり汗をかきやすくなるのは、カプサイシンの働きよるものであり、冷え性や肩こりの改善にも効果を発揮します!
STOP!食べすぎにご注意!!
カプサイシンは発汗作用があるため、個人差はありますが1度に大量に食べてしまうと発汗量が増加し、かえって身体を冷やしてしまう原因となります。
また、発汗による体の冷えに加え、キムチは塩分量が多いため、浮腫んでしまう可能性が…。
身体の浮腫みは血管を圧迫し、全身の血の巡りを悪くするので、更に体を冷やしてしまう原因に繋がります。
血行不良により身体が冷えてしまわないために、1回での摂取量は30-50g(小鉢1つ分)がおすすめです。
いかがでしたか。普段の食生活に【キムチ】を取り入れ、秋バテに負けない体づくりを目指しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました
まとめ
免疫力を高めるカギは乳酸菌にあり!
免疫機能を作り出す細胞の約70%が小腸に存在しています。そのため、腸内環境を整えることこそが、免疫力向上のカギ。キムチに含まれる乳酸菌は生きたまま腸に届くため、腸内環境を整えるのに効果的です。
キムチの辛味成分で体脂肪の分解と燃焼を促進!
キムチの辛味成分であるカプサイシンには、エネルギーの代謝を盛んにする働きがあり体温上昇に繋がります。体脂肪の分解と燃焼を促進するだけでなく、冷え性や肩こりの改善にも効果的ですよ。
キムチは1日小鉢1つ分まで!
カプサイシンは食べ過ぎると汗のかきすぎで、体を冷やしてしまう可能性があります。キムチには塩分も多く含まれているので1日に小鉢1つ分を目安に取り入れましょう。