【管理栄養士からのあったか健康通信】です!今週は大西が担当いたします。
皆さんは、「たくさん寝たのにどうも疲れが取れない」と
感じたことはありませんか?
実はその原因は「眠りの浅さ」にあります!
睡眠時間はもちろん大切ですが、
それ以上に眠りが深い【質の良い睡眠】がとても重要です。
実は睡眠の質には食事が関係しており
食事内容や時間帯によっては、質を下げてしまうことも。
そこで今回は、睡眠の質を上げるための食事のポイントをご紹介します。
就寝〇時間前までに食事は済ませよう
食べた後すぐ寝る習慣のある方は
眠りが浅くなっているかもしれません。
食事直後に寝てしまうと
就寝中に消化が行われてしまいます。
そして、脳を休めたいにもかかわらず
消化により体が活動してしまうため
脳が十分に休まらない原因となるのです。
食べ物を消化するにはおよそ2~3時間必要です。
そのため、なるべく就寝の3時間前までに
食事を済ませることを心がけましょう。
どうしても食事と就寝までの間隔が短くなってしまう場合は、
帰宅後の夕食の量を7分目程度に減らしたり、
なるべく消化に良いものにしたりなど
胃にかかる負担を減らしましょう。
消化の良いものとしては
【お茶漬け】や【うどん】、【豆腐】などがオススメです。
「朝食」に○○を摂ろう
質の良い睡眠には睡眠・覚醒(目が覚めること)を切り替える働きのある
「メラトニン」というホルモンが欠かせません。
メラトニンを十分に働かせるために一番重要になるのは
【朝食にトリプトファンを摂ること】。
メラトニンの生成には約半日必要のため、
朝食に摂ることがポイントです。
また、アミノ酸の一種であるトリプトファンですが、
メラトニン生成の原料として欠かせない成分なのです。
しかし、トリプトファンは
人の体では作り出すことが出来ない必須アミノ酸の一種であり、
食事から摂ることが大切!
トリプトファンが豊富な食べ物は
【肉魚や卵、乳製品、大豆製品、バナナ】など様々。
特におすすめはバナナ🍌です。
トリプトファンは、「糖質」や「ビタミンB6」と
一緒に摂ることで効率よく吸収されるのですが
バナナには、どちらの栄養素も豊富に含まれています。
他にも、玄米🍚もおすすめです。
ビタミンB6の含有量は白米の《約5倍》!
そのため、メイン料理からトリプトファンを摂りつつ
白米を玄米に置き換えることで
更に効率的に摂取することが出来ますよ。
今回ご紹介したポイントを意識して、日々の疲れを解消しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
まとめ
就寝3時間前までに食事をしましょう★
就寝中の消化は、脳が十分に休まらない原因に!
どうしても時間が取れない場合は、胃にかかる負担を減らしましょう。
消化の良い【お茶漬け】や【うどん】、【豆腐】などがオススメ。
朝食にトリプトファンを摂ろう★
質の良い睡眠に欠かせない「メラトニン」を作るため、
朝食でトリプトファンを摂取しましょう!
特におすすめはバナナ🍌
トリプトファンだけでなく、一緒に摂ることで効率よく吸収される「糖質」や「ビタミンB6」も豊富に含まれています。