今週は石崎が担当します。
突然ですが、みなさんに問題です!
【522万トン】この数値は何を示しているでしょうか?
答えは、「食べられるにも関わらず日本で捨てられてしまう食べ物」の量です。
※環境省による令和2年度の推計結果より引用
これらは、『食品ロス』と言われています。
今回は、そんな食品ロスについて紹介します!
食品ロスの原因は?
食品ロスの発生は家庭と事業の2つに分けることができ、家庭からの発生原因は3つあります。
①食べ残し
食事として提供されたが、食べ残しにより廃棄されたもの
②直接廃棄
賞味・消費期限切れにより調理、提供されずに廃棄されたもの
③過剰除去
野菜の皮をむき過ぎたり、茎や根を切り落としすぎたりと、食べられる部分まで過剰に除去してしまい廃棄されたもの
実際、家庭からの食品ロスは【247万トン】あり、日本人1人あたりに換算すると1日にお茶碗1杯分の食べ物を捨ててしまっていることになります。
食品を無駄にしないために、家庭での食品ロスを減らす方法を紹介します!
家庭で食品ロスを防ぐには?
①食べ残しを防ぐために食べきれる量を作ろう!
食事をする人数に合わせて食べきれる量を調理しましょう。
また、余った際には、消費期限が切れていない限りは、処分するのではなく冷凍保存や冷蔵保存の上、後日食べるようにしましょう。
②消費・賞味期限順に整理整頓しよう!
消費・賞味期限の文字は小さいため、見落としがちですよね。
見落とさないように、商品の包装部分に期限を大きく記載し、一目で分かるようにすると◎
また、期限の近いものから順に手前から奥に並べ、手前のものから使用していく方法もおすすめです!
③材料を上手に使い切ろう!
調理の際に野菜や果物の皮を厚くむき過ぎてしまうことで、食べられる部分まで捨ててしまうのはもったいない!
野菜の皮をむく際、ピーラーを利用すると薄くむけるので、ぜひ活用してみてくださいね!
捨てられがちな食材を活用しよう!
実は、家庭からの食品ロスの半分は【野菜】なのです。
芯や皮は捨てられがちですが、栄養成分が豊富に含まれているため、丸ごと使って料理する工夫が重要になります。
●食材例
・キャベツの外葉・茎
・きのこの軸
・ブロッコリーの茎
・大根の葉
・長ねぎの青い部分
●調理方法
千切りやみじん切り、スライスにして食べやすい形にすると◎
また、スープや野菜炒め、チャーハンなどに利用してかさ増しするのもおすすめです!
食品ロスを減らす方法は、調理方法や保存方法をよく理解することにあります。
私たち自身の未来のためにも、食品ロスを意識して行動していきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
まとめ
食品ロスを防ぐための3つのポイント!
食品ロスは環境問題のためにもなくしていきたいですよね。
そのために、①食べられる分だけを買う・作る ②賞味・消費期限順に整理整頓 ③可食部まで捨てないようにする
この3つを意識するようにしましょう!野菜は意外と食べられる部分がたくさん!
野菜の皮や芯は捨ててしまいがちですが、意外と食べられるものも多くあります。
例えばキャベツやブロッコリーの芯やきのこの軸、青ネギの青い部分など、食べにくいと感じたら、みじん切りや千切りにして、スープなどに入れると食べやすくお勧めです!