今週は下雅意が担当します。
先日、お客様から「トクホのお茶っていつ飲めばいいの?」とご質問をいただきました。
通称トクホと呼ばれる、「特定保健用食品」は
”保健機能成分”を含み特定の用途に効果が期待できるものを指します。
実はトクホに認定されたお茶でも中身の機能成分によって飲むタイミングは様々。
今回は目的にあった選び方やポイントをご紹介します!
ダイエットを目的として飲む場合は…
脂肪にアプローチする働きは主に2つ。
①脂肪を燃やす
≪緑茶系に多い”体脂肪を減らすのを助ける”トクホ≫
”茶カテキン”や”ケルセチン配糖体”は
体内の酵素に働きかけ、内臓脂肪を分解・消化を助けます。
脂肪の燃焼を助けるため運動前に飲むと〇
②脂肪をつけない
≪ウーロン茶に多い”脂肪の吸収を抑える”トクホ≫
”ウーロン茶重合ポリフェノール”は
脂肪の消化酵素の働きを鈍らせることで
体内への吸収を抑え、食後の血中中性脂肪の上昇を抑えます。
脂質の多い食事を摂りがちな方、血中中性脂肪が高めの方に期待でき
食前に飲むことがおすすめです。
血糖値が気になる場合は…
≪”糖の吸収を穏やかにする”トクホ≫
糖質は身体にとって重要なエネルギー源ですが、
多く食べすぎてしまうと血糖値が急激に上昇し、血管を傷つけてしまうことも。
とうもろこし等を原料とした食物繊維の”難消化性デキストリン”を含むトクホは
糖の吸収の速さを穏やかにし、食後の血糖値を緩やかにします。
食事中に飲むことがポイントです〇
血圧が気になる場合は…
≪GABA茶や胡麻麦茶に多い”血圧を穏やかに低下させる”トクホ≫
”γ-アミノ酪酸”や”ゴマペプチド”を含むものは
血管を収縮する物質の働きを抑え、
収縮を和らげるので血圧が高めの方に効果が期待できます。
食事問わず、普段の飲み物を置き換えて飲むことがおすすめです。
食品であるトクホは医薬品ではありません。
普段の食生活に問題があった場合は、まずはそこから改善することが大切です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
まとめ
パッケージ表示を確認しよう
利用目的や1日当たりの摂取目安量、摂取する上での注意事項に配慮しなければその効果は期待することはできません。
記載をよく確認し利用しましょう。トクホに頼るのではなく、うまく活用しよう
トクホはあくまで”食品”。
それだけ摂取していれば健康になるということではありません。
広告に惑わされず、必ずしもではないことを冷静に受け止めることも大切です。