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油断は菌物!梅雨の細菌性食中毒にご注意!

  こんにちは!金曜日にお届けしております【管理栄養士からのあったか健康通信】です!
今週は藤原が担当します。

突然ですが、皆さんはおにぎりを握る時に塩をまぶ
したり牡蠣の生食用・加熱用の違いをご存じですか。

普段、見過ごしがちなことかもしれませんが、特に
食中毒が気になるこの時期は要チェックです。

細菌の特性を理解することも重要なので、今回は食
中毒予防の観点で様々なライフハックを紐解きます!

おにぎりの塩は本当に効果アリ?

 

塩は菌の増殖を防ぐ働きがあるため食中毒防止に効果的ですが、
おにぎりに使う程度の量だと、
実は殺菌効果はほとんどありません…。

手指を介しておにぎりに付着する「黄色ブドウ球菌」は
人間に常在しており熱に強く耐塩性を持つという強敵っぷり。

ちなみに、菌の抑制効果が期待できる
塩分濃度20%以上のおにぎりとなると
流石に食べられそうにないので
無難にラップや手袋を使用して作るのが◎。

一晩寝かせたカレーは美味しい、けれど…。

2日目のカレーは美味しいとも言われますが、
火を止めて放置すると熱がこもりやすく
夏場は菌増殖の温床になることも!

厄介なのが「ウェルシュ菌」は酸素が少ない所を好み、
大鍋のまま放置すると温度が下がりにくく
鍋底には酸素が行き届かないため急速に菌が増殖します。

菌の特性を把握した上で下記のポイントを抑え
保存方法を配慮することで
美味しく安全に2日目のカレーを楽しみましょう。

(1)小分けにして素早く冷ます
(2)よくかき混ぜて酸素を循環させる

  生食用と加熱用の違いは?

 

スーパーで牡蠣を選ぶ際に新鮮だから生食用、
鮮度が落ちているから加熱用だと勘違いしていませんか?

実は鮮度の差ではなく出荷前の下処理に違いがあり、
生食用/加熱用共に
「腸炎ビブリオ」による細菌性食中毒に要注意!

生食用=絶対安全!ということではないため
殺菌効果のある酢に漬けてかき酢にしたり、
加熱用はムラなく火が通せる蒸し調理がおすすめ。

 食中毒に対する正しい知識と適切な調理・保存方法
要点を抑えて、安全に梅雨を乗り越えましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました。

まとめ

 おにぎりの塩はほぼ効果なし

塩は菌の増殖を防ぐ働きがあるため食中毒防止に効果的ですが、
おにぎりに使う程度の量だと、実は殺菌効果はほとんどありません…。

菌の抑制効果が期待できる塩分濃度20%以上のおにぎりとなると
流石に食べられそうにないので無難にラップや手袋を使用して作るのが◎。

 一晩寝かせたカレーは正しい保存方法で管理を!

火を止めて放置すると熱がこもりやすく夏場は菌増殖の温床になることも!

「ウェルシュ菌」は酸素が少ない所を好み、大鍋のまま放置すると温度が下がりにくく
鍋底には酸素が行き届かないため急速に菌が増殖します。

菌の特性を把握した上で下記のポイントを抑え
保存方法を配慮することで美味しく安全に2日目のカレーを楽しみましょう。
(1)小分けにして素早く冷ます
(2)よくかき混ぜて酸素を循環させる

 牡蠣の生食用、加熱用の違いを知ろう

鮮度の差ではなく出荷前の下処理に違いがあり、
生食用/加熱用共に「腸炎ビブリオ」による細菌性食中毒に要注意!

生食用=絶対安全!ということではないため
殺菌効果のある酢に漬けてかき酢にしたり、
加熱用はムラなく火が通せる蒸し調理がおすすめです。

       

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